妊娠中のお腹を見ていると、これがどうなってしまうのか不安になりますよね。どんどん脂肪がつき、大きく風船のように膨らんでいくお腹。私の体型は、ずっとこのまま崩れて行くの?!と思っているかもしれません。
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妊娠するときのお腹の変化
実際にお腹が膨らみ始めるのは、妊娠5ヶ月を過ぎたころ。それまでは本当に緩やかに下腹部が大きくなるので、「ちょっと太ったかな?」と感じる程度の変化です。
実際に私が撮影していた写真をご紹介します。
パーソナルセッションでお客様が来る前にいつも撮っていました^^
2ヶ月:まだ妊娠に気づいて間もないとき。どんなに腹筋をしても下腹部のお肉が取れない、おかしい!と思っていた時笑

3ヶ月:まだまだお腹は出ていません。まだ周りの人にも気づかれないレベルですね(実際、私もここまで分かっていなかった)

4ヶ月:ようやくふっくらしてきた時期。おへそ周りにも脂肪がつき膨らみがわかります。

5ヶ月:横っ腹に脂肪がつき始めてきた時期。これからどんどん膨らんでいく準備のために柔らかい皮膚になっていきます。

6ヶ月:これですでに臨月くらいという方もいますが、まさにここからどんどんとお腹も成長していきます

7ヶ月:上下左右にスペースを広げて赤ちゃんがどんどん大きくなっていきます

8ヶ月:だんだんと脚がむくんだりつったりするようになって来た時期。

9ヶ月:お腹の重みを感じるようになり、下腹部の皮膚が伸びる感覚があります

10ヶ月:見ての通り、です。はちきれんばかりの大きさ!

臨月:出産直前。ここから一気にしぼみます。

お腹の脂肪の増え方
お腹の脂肪は、下腹部からついていきます。少し脂肪が多めの方だとほとんど気づかないかもしれません。
経験上では
下腹部 → おへそ周り → 横腹 → 胸下あたり
という順番で脂肪がたまり、皮が伸びやすい状態になっていきます。この順番は、赤ちゃんが大きくなるにつれて必要になってくるスペースが広がる順番ですね。

なので、お腹が元に戻るときには、この逆の順番で脂肪や皮が戻っていきます。
出産した途端に、割れた風船のように!
限界まで大きくなってパンパンになったお腹が、出産直後に赤ちゃんが外に出て風船がしぼんでいくように小さくなります。
最初から皮膚が元どおりになることはなく、産んだ直後は「まだもう一人いるの?」というくらいにお腹は膨らんだままです。

(色素沈着がすごくあったので、少しお見苦しいかも知れませんが、、これがリアルな産後のお腹です)
これからホルモンの力で徐々に元に戻っていくのです!
出産直後(入院中)

まだもう一人入ってるの?と聞かれるくらい、ほとんど元には戻らないんです!この姿を見ると、誰でもショックを受けてしまうかも…私もその一人でした。
この時期は、お腹周りの筋肉も脂肪も、引き伸ばされていたところからいきなり縮むので収縮痛が出るのも特徴です。これって、とても痛いんです…特に横っ腹なんて、触っただけで痛い!
でも、これは放っておくのではなく優しくオイルマッサージなどするのがオススメ。縮んでいく過程で水分量が少ないと、そのままシワになってしまう可能性があります。頑張った体を労わるように、お風呂上がりなどにゆっくりとマッサージしてあげましょう。ちょうど妊娠中にやっていたのと同じようなケアを産後も続けてあげましょうね。
出産で消耗した体力を回復しつつ、できることだけ過ごしていた病院での生活。
産後3日

産後5日

出産して1週間前後は、悪露が出続けるので、まだまだお腹は凹んでは来ません。ゆっくり股関節周辺をストレッチしつつ、子宮の外に出されるのを待ちましょう!
産後1ヶ月過ぎるまでは、授乳やオムツ替えに終われる日々が続くので、カラダのことを気にしている暇がない!というのが本音です。
その中でも、これだけはやっておいてほしい!ということを厳選して、また別のブログでもお届けしますね。
お腹はどうなっていくのか?!
安心してください。
産後1ヶ月
(逆光で少し見づらくてすいません汗)
お腹の『ぽっこり』赤ちゃんが入っていた部分は、無事に凹んでくれました。
産後に思いっきり膨らんでいたお腹の中は産褥期にしっかりと外に出てくれたので、お腹もスッキリしました。
ここに来てようやく本格的にトレーニング開始。
トラブルもなかったし、会陰切開の傷口の治りもよかったため、心置きなくトレーニングを開始できました。
傷口の治りが遅かったり、難航している場合もありますので、その時は無理せずもう少し待ちましょうね!
ここから、どう変化して行く?産後のリアル
産後トレーニングを開始して、4ヶ月で体重は元に戻りました。
体型も見た目には差がわからないくらいの状態に戻りましたが、自分の感覚的にはしっかりと戻って来たのは1年経ってからです。
では、1年半たった私のお腹を公開します!
まずは、
【立った状態からの写真】

意外とスッキリして見えます。腰回りはもう少し!といったところですが、これも皮なんです。中にはしっかり筋肉があります。お腹にある筋肉をバランスよく鍛えていくと、立体的に綺麗なお腹になっていきます。
【座った状態からの写真】

座るとまだお腹のたるみ、皮が伸びている様子が残っています。どんなに内側の筋肉を鍛えたとしても、皮が縮んでいくのは時間がかかるということ。
産後の体重・体型は6ヶ月前後 お腹まわりの皮や脂肪がなくなるまでは1年半〜2年
と覚えておくと、焦らずに済みますね!
ぜひ、これを頭に入れておいていただき、焦らず無理せずカラダを整えていきましょう。
いかがでしたか?こっそり撮っていた妊娠中・出産後の写真がありましたが、お腹の変化を物語っています。
これから先も、しっかりとカラダづくりを続けていき、経過を見ながら研究していきます。
また随時更新していきますね!目標は2年経った時に、さらに引き締まって妊娠前のような体幹に戻ることです^^
最終的に、お腹は元に戻るの??
これは、元に戻るのに平均2年ほどかかると言われています。私がこのブログを書いている1年6ヶ月の時点では、体型は元に戻りましたが表面にある皮はまだ伸びたままでたるんでいます。この皮がしっかりと元の状態に戻ることは難しいですが、徐々に縮んで薄くなっていくのだと推測されます。
お腹があまり大きくならず3000g以下で出産した方は、より早く皮も元に戻る可能性が高いですね。私は息子が4000gを超えてしまったため、大きくなり過ぎて皮がかなり伸びています…(太り過ぎです、反省)
このあたりでも、子供はちょうどいい大きさで産むことが望まれますね。
どれくらいの期間かかる?いつまでにお腹は元に戻る?
これまでのお話からまとめると、
- 体重が戻るのは4ヶ月〜6ヶ月
- 体型が戻るのは6ヶ月〜1年
- お腹のたるみが戻るのが1年半〜2年
というのが一般的だと考えています。産後は2年まで!というのが医学的に言われています。そう考えると、産後すぐにダイエットを短期間で済ませようとするのではなく、ゆっくりと半年から1年ほどかけて戻っていくというのが自然であり、体に負担をかけないで住みます。
10代、20代のころの細くすらっとした体には戻れないとしても、産後のママさんのふくよかで母性溢れるカラダも美しいのです。
お腹まわりはできる限り出産まえに近づくように努力をしつつ、産後の新しい自分の姿が好きになれるように、カラダづくりをしていきましょう♪
